蕁麻疹の治療で使用される市販薬アレルギールの成分について
蕁麻疹は一生のうち約2割が経験するといわれ決して珍しいものではありません。
この症状は主に20歳〜40歳代、男性よりも女性に多いことがわかっています。
しかし、原因は食品や接触などのアレルギー性であったり、感染などの非アレルギー性、原因不明のものがたくさんあります。
そのため、根治に繋がる原因の回避は非常に困難なケースが多くなってしまいます。
蕁麻疹の症状は何らかの原因によってヒスタミンが過剰に放出され血管の透過性が亢進し細胞に血漿成分が漏れ出すことでむくみ、つまり膨疹が次々に現れます。
ですから、このヒスタミンの遊離を抑えることが治療の1つとなります。
そこで、体内でのヒスタミン遊離を抑えるために抗ヒスタミン薬による治療が蕁麻疹治療の基本となっています。
そこで、病院を受診する時間がない人のために市販されている抗ヒスタミン薬の1つにアレルギールがあります。
アレルギールにはクリームなどの外用剤がありますが、蕁麻疹は体内での反応のため内服薬治療が基本となっており錠剤を選ぶようにします。
アレルギールは皮膚のかゆみや湿疹、蕁麻疹、鼻炎などに効果を発揮し、4歳以上から使用できます。
アレルギールの主な成分はクロルフェニラミンマレイン酸塩、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、グリチルリチン酸カリウム、グルコン酸カルシウム水和物となります。
この中の成分でクロルフェニラミンマレイン酸塩に抗ヒスタミン作用があります。
この成分は抗ヒスタミン作用でも第1世代のものとなり、効果が強いかわりに眠気などの副作用も比較でき出やすい傾向があります。
しかし、胃を荒らすなどの作用がないため食後のように服用時間が決められていません。
そのため寝る前に服用するなど工夫することでかえって寝付きがよくなってプラスに作用します。
そして、グリチルリチンカリウムは生薬である甘草の成分でステロイドに似た抗炎症作用を持ち、抗ヒスタミン作用と併せてアレルギー症状を緩和させるように働いてくれます。
また、蕁麻疹や湿疹の症状を鎮める効果があるグルコン酸カルシウム水和物や皮膚や粘膜に補修に必要なビタミンCも含まれています。
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