蕁麻疹で服用できる薬「アレルギール」の副作用とは
蕁麻疹が発症し病院を受診する時間がない場合、ドラッグストアなどで手軽に購入できる市販薬に頼る人は多いのではないでしょうか。
市販されているものの中に「アレルギール」というお薬があります。
これは、皮膚のかゆみ、湿疹、鼻炎などに効果を発揮するため花粉症や蕁麻疹などに使用され、錠剤とクリーム、ジェルが市販されています。
そして、4歳以上から適応があり、第2類医薬品なので手軽に購入することができます。
そして、アレルギールの主成分はクロルフェニラミンマレイン酸とビタミンB6、グリチルリチン酸カリウム、グルコン酸カルシウム水和物となります。
蕁麻疹で病院を受診するとヒスタミンH1受容体拮抗薬での治療が主に行われています。
アレルギールに含まれるヒスタミンH1拮抗作用を示す成分はクロルフェニラミンマレイン酸になります。
ヒスタミンH1拮抗作用を示すものは第1世代と第2世代に大別できますが、この成分はヒスタミンH1拮抗作用を持ち第1世代となります。
そして第1世代と第2世代の主な違いは副作用となっています。
第1世代は脂溶性が高く、血液脳関門を通過して脳へ移行します。
ヒスタミンはアレルギー反応に関与しているだけでなく、覚醒作用や興奮作用、痙攣抑制作用があります。
そのため、脳内のH1受容体にアレギールが結合することでこれらの作用が阻害され、眠気などの副作用に繋がってしまいます。
また、ヒスタミン受容体はアセチルコリン受容体と似ており、誤ってそちらと結合することでアセチルコリンの邪魔をし抗コリン作用を示してしまいます。
しかし、第1世代は効果の発現が早く、かゆみを止める作用が強い特徴があります。
そのため、不快で強い症状をすぐにやわらげたい場合はおすすめのお薬となります。
また、アレルギールは風邪薬などと異なり胃を傷めることが無く、服用時間にしばりがありません。
頓服でもかまいませんが眠気がでることがあり夜の服用が勧められます。
そうすることで、副作用と考えがちな眠気が、かゆくて寝つきが悪い人や、普段からなかなか眠れない人にとってよい方向に働いてくれるのです。
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