蕁麻疹と治療薬ザイザルの特徴・副作用について
蕁麻疹とは、皮膚に赤み(紅斑)やブツブツ(膨疹)、ミミズ腫れができ、しばらくすると消えてしまう病気のことです。
皮膚の真皮に、蕁麻疹の原因となるヒスタミンなどを蓄えている肥満細胞が存在します。
この肥満細胞が何らかの刺激を受けると、ヒスタミンを放出し、皮膚の血管を拡張させ、血液中の水分を血管の外へしみ出させるため皮膚が赤く腫れます。
またヒスタミンは、かゆみを感じる神経を刺激するため、かゆみも出現します。
蕁麻疹には、食べ物・薬剤などが原因となるアレルギー性のものと、摩擦・圧迫・寒冷・温熱の物理刺激や発汗が原因となる非アレルギー性のものがあります。
特に、小麦、ソバ、乳製品、卵、落花生は、5大アレルギー成分と言われているので注意が必要です。
アレルギー体質の人は、発症しやすく、アレルギー性の蕁麻疹では、同じものを摂取したり、接触したりすると再発することが良くあります。
1ヶ月以内でおさまるものは急性、1ヶ月以上にわたって断続的に発症するものは慢性に分類されます。
蕁麻疹の治療は、抗ヒスタミン薬を服用します。
大部分の人は数日で症状が治まります。
抗ヒスタミン薬を飲んで症状が消えても一定期間服用する必要があります。
急性では数日から1週間程度、1〜2ヶ月続いた慢性では1ヶ月、それ以上続いた場合は2ヶ月を目安にすると良いです。
抗ヒスタミン薬の中に、2010年に発売されたザイザルがあります。
ザイザルは、効き目が持続するために1日1回服用で良いのが大きな特徴です。
ザイザルは、錠剤とシロップがあり、生後6ヶ月〜7歳未満まではシロップが適応で、7歳以上は錠剤とシロップどちらも使うことができます。
ただし、腎機能が極めて悪い方は服用することができません。
またザイザルは、ジルテックという抗ヒスタミン薬の改良型で、眠気の副作用が少なくなっています。
それでも眠気の副作用が生じる可能性は十分ありますので、服用中は運転や高所作業など眠気が出ると危険な行動は控えるようにして下さい。
眠気以外にも、倦怠感、口渇、吐き気、めまい、頭痛などの副作用があります。
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