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蕁麻疹がひかない場合は原因究明よりも治療優先

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急性皮膚病の一つに、蕁麻疹という疾患があります。
今まではアレルギーが、全て関与していると考えられていたのです。
現在では必ずしもアレルギーが、原因とはいえないというケースも報告されています。
蕁麻疹の主な症状は、痒みを伴った発疹です。
発疹は軽く膨らみがあり、いわゆるみみず腫れといった様態を示します。
医学用語では、この状態を膨疹というのです。
数分から数時間程度で、発疹や痒みがひいていく場合もありますが、そう簡単にひかない場合もあります。
発疹してから一か月以内ならば、急性蕁麻疹と呼ばれ一か月経ってもひかないで、症状が持続する場合は慢性蕁麻疹です。
原因は様々なことが、考えられますが特定するのが難しいことが多くあります。
アレルギーが、原因の場合は食物性か薬剤あるいは金属などのこともありえるのです。
しかし上記にも記した通りに、アレルギーが原因であるとは限らないこともあります。
その場合は、非アレルギー性蕁麻疹と呼ばれているのです。

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アレルギー性のものとは違うと判断された場合は、病態生理によるものであることが浮上します。
人の皮膚の血管と血管の周辺には、肥満細胞が散在しているのです。
この肥満細胞の中に多く含まれているのが、ヒスタミンという存在になります。
このヒスタミンが過剰に分泌されることで、アレルギーが起こるきっかけになるのです。
それでは病態生理も、アレルギーによるものではないのかと考える人もいます。
アレルギー性といわれるのは、あくまでも外部からの刺激によるものなのです。
体内で分泌されるヒスタミンに関しては、アレルギー性のものと違います。
急性にしても慢性にしても、治療方法は投薬が中心です。
皮膚上に発疹ができることもあれば、気道内に浮腫が生じることもあります。
気道内に浮腫ができると、ひどい時には窒息死もありえることです。
数時間経っても症状がひかない場合は、最寄りの専門医へ来院することが賢明です。
飲み薬ならば、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を処方するのが一般的になります。

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