蕁麻疹を緩和する薬アレグラの副作用
アレグラは、蕁麻疹のほか、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎を抑制する薬として知られています。
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンを抑制する働きがありますが、アレルギー自体を根本から治療する薬ではありません。
アレグラは一般的に、副作用の少ない薬として認知されていますが、頭痛や眠気、嘔吐、腹痛、めまい、倦怠感などのほか、重篤な副作用があることも報告されています。
重篤な副作用としては、ショック症状による意識消失、動悸、アナフィラキシー症状のほか、黄疸などの肝機能障害や、無顆粒球症、白血球減少、細菌性肺炎や重症感染症にかかりやすくなる好中球減少などが挙げられます。
このような症状が出ることは稀ですが、特に飲み始めの時期は、体に異変が起こっていないかしっかりと見極める必要があります。
また、もしもこのような症状が現れた場合は、速やかに医師の判断を仰ぎ、どのように対処すればよいか診断してもらうのが先決となります。
蕁麻疹を改善する目的でアレグラを服用する場合は、処方箋薬のアレグラのほかに、薬剤師のいる薬局で購入できる市販のアレグラも購入可能です。
主成分は同じですが、処方箋薬のほうが、市販薬よりも効き目が高いとされています。
副作用は、どちらも同じような症状が報告されています。
また、少し変わった副作用としては、悪夢を見るという症状もあります。
アレグラの説明書にも記載されており、抗ヒスタミン系の薬に共通する副作用のようです。
薬によって神経や脳のバランスが乱れ、悪夢を見るのではないかとされています。
しかし、眠るのが怖くなるほどの悪夢ではないので、それほど深刻にとらえる必要はないでしょう。
蕁麻疹の薬は、長期的に飲み続けることが必須となるため、薬が合う合わないは非常に重要なポイントとなります。
薬の飲み合わせなど、使用上の注意を守り正しく飲んで、重篤な症状が現れていないか確認しながら服用を続けるのが賢明と言えるでしょう。
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