放置すると悪化する疥癬はしっかり治療をすれば治るんです!!
疥癬病とは、平たくいうなら、ヒセンダニが身体に寄生する病気を指し、高齢者施設で稀に集団感染する病気です。
通常の病気とノルウェー疥癬に分かれており、それぞれ治療法や重症度が異なるので、医療機関で正確に判断してもらってください。
通常の場合、おなかや腋の下、内またなど、皮膚のデリケートな部分に発症することが少なくありません。
具体的にはダニに噛まれた跡ではなく、ダニの抜け殻や排せつ物によって皮膚がアレルギーを起こすために湿疹が出てきます。
赤い発疹が出て痒みを感じますが、放置して治るものではありません。
感染力が強く、性交渉や公共浴場でも感染力が高い為、痒みを感じたらすぐに医療機関を受診してください。
なお、疥癬か他の発疹の区別としては、手首の内側や疥癬トンネルと呼ばれる独特のものが発症していることがわかります。
トンネルがある場所に潜伏している可能性が高く、医療機関を受診して撲滅してしまうことこそ重要です。
一部の人は放置すれば治ると考えていますが、俗説であり、感染力の強い疥癬は放置で治るものではなく、医療機関で治療を行わなければ完治できません。
体内でダニの寿命を待っていても、放置すると卵を産んで増殖するため、治るわけがなくさらに悪化します。
対してノルウェー疥癬は、通常の物よりも寄生する数が多いのが特徴です。
一般的な物は千匹前後が寄生するといわれますが、ノルウェーの物は百万匹前後が寄生します。
こちらも放置して治るわけがなく、続々と産卵により増殖して痒みが強くなる可能性が高いです。
また、感染力もノルウェー疥癬の方が強く、放置すると集団感染を引き起こしかねません。
治るためには早急に医療機関に相談してください。
免疫力が低くなっている時に感染することが多く、在宅で病気で寝込んでいる人がかかった場合は、看病した人も感染するリスクが高い病気です。
病気にかかると全体的に茶色い垢のような薄茶色い肌の状態となり、肌の状態から白癬菌症と混合されがちといいます。
放置すると家庭内感染から職場や学校への感染につながるため、治るために早目に医療機関を受診してください。
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