疥癬予防にバルサンが良い
疥癬は簡単にいうとダニが寄生してしまってしまうもので、高齢者施設や病院などで疥癬の患者が発生することがあります。
発症者が少ない段階で正しい治療をすることができれば問題はありませんが、疥癬だということに気づかないまま放置してしまうと集団発生を引き起こしてしまう可能性もあると言われており、日本では1年間に7万人〜15万人もの疥癬患者がいると言われています。
疥癬の感染予防にはさまざまな症状があり、皮膚の接触によって感染が広がって行くのでタオルなどを共用しないようにしたり、介護施設などでは手洗いの励行や手袋、予防衣をつけることで感染者から介護する人を経由して他の人に感染してしまうのを予防することも可能です。
また、シーツやパジャマなどの寝具を毎日取り換えるようにしたり、洗濯をする際に熱湯につけるようにすることも予防法となります。
人間の身体から落ちたダニは3日ほどすれば自然と死滅してしまうと言われています。
疥癬予防で効果的なのが、バルサンを利用することです。
バルサンは部屋の中を締め切って使うことで殺虫成分を部屋中に行きわたらせることができるので、通常の掃除では手の届かないようなところや部屋の中に置いてある布地にまで行きわたるので、効果的にダニを殺虫して疥癬の予防をしてくれます。
また、1部屋だけではなく家じゅうでバルサンをたくのが効果的です。
人の身体に付着して他の部屋に移動していたり、卵が落ちている可能性もゼロではないからです。
またバルサンを使う時にはペットなどがいないことを確認してから使うことも重要です。
バルサンを使用してから30分以上経過した後、換気をしっかりと行う必要があります。
特に小さい子供やペットは床をなめてしまうこともありますので、バルサンの成分を体内に取り入れてしまう可能性があります。
疥癬の予防効果があると言ってもバルサンの利用で赤ちゃんやペットに影響が生じてしまうような使い方には注意が必要です。
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