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コリン性蕁麻疹は顔にも現れることがあります

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汗をかくことが一つの要因となるのが、コリン性蕁麻疹です。
この蕁麻疹は、汗腺ののある所に発生する傾向があり、顔にも症状が現れることがあります。
症状の現れ方は他の蕁麻疹とほぼ同じで、赤い小さな発疹が帯状に生じてくるのが特徴です。
かゆみと共に軽い痛みを感じることがあり、症状が悪化すると腹痛や下痢などの消化器症状や血圧の低下などが現れてくるのです。
このような症状が長引くことはまれで、通常は数時間で治まります。
コリン性蕁麻疹は、汗が思うように排出出来ない冬に特に頻発すると言われています。
実際、汗が出にくい体質の方はこのコリン性蕁麻疹に悩まされることがあるのです。
コリン性蕁麻疹にはアセチルコリンと呼ばれる物質が関わっていますが、この物質が皮膚内に溜まってしまうことが、蕁麻疹発症の引き金になると考えられています。
従って、汗を外に出すことが一つの解決法ともなるわけです。
こうしたことからスムーズな発汗を促す治療も行われています。

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コリン性蕁麻疹は、ストレスや食事の内容によっても発症しやすくなります。
ストレスがかかると人間の体からはアセチルコリンが多く分泌され、蕁麻疹を引き起こしやすい状態を作ってしまうのです。
また、食品の中にはこのアセチルコリンが含まれているものがあります。
例えばトマトやそば、チーズといった食品です。
このような食品を多く摂取すると、体内にアセチルコリンが溜まり蕁麻疹発症の原因を作ってしまうのです。
この蕁麻疹は、比較的若い年齢で発症しますが、年齢を重ねるにつれて次第に症状は治まっていくことが多いです。
汗との関わりが深い蕁麻疹であることから、症状へのアプローチは中々厄介になります。
最近では、専用の入浴剤や岩盤浴などで発汗を促して、アセチルコリンを始めとする余分な物質を体外に出すことが、試みられているのです。
体温上昇と発汗のコントロールをしながら、じっくりと症状を治していくことがこの蕁麻疹では必要になります。

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