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温熱蕁麻疹の治し方等について

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 「温熱蕁麻疹」とは蕁麻疹のうち、温熱を原因として発症するタイプのものになります。
温水や温風の働きで体が温まるのに合わせて、じわじわと症状が出てきます。
 患部が赤くなって少し腫れるのが代表的な特徴で、進行するとムズムズとした痒みを感じるようになります。
この痒みは時間の経過に伴って強さを増していく事が多く、掻かずにはいられなくなる事も少なくないです。
ただ掻いてしまうと掻く事自体が刺激となって、症状を悪化させてしまう事もあります。
 また、この温熱蕁麻疹は他の蕁麻疹と見分けるのが難しいのが特徴です。
なぜなら蕁麻疹自体が、発症すると患部に熱を持つ場合が多いからです。
そのため見分けるには、蕁麻疹が起きる場所やタイミングをきちんと確認する事が大切になります。
 ちなみにこの蕁麻疹が起きるのは手や太もも、背中や腹部等で、入浴後や暖房の近くにいたりすると症状が出ます。
他にも厚着をしていたり、汗をかいたりしても痒くなる傾向にあります。

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 温熱蕁麻疹の治し方で一番のポイントになるのは、ヒスタミンの分泌を抑制する事です。
ヒスタミンとは体内にある物質で、特定の刺激を受けると活性化するという特徴があります。
ヒスタミンが活性化すると血管を拡げる作用があり、この作用によって肌が赤く腫れて、蕁麻疹が出来たりします。
つまりヒスタミンの活性化を抑える事が出来れば、症状を緩和させる事が可能になるのです。
 そのため病院での温熱蕁麻疹の治療では、抗ヒスタミン薬を処方して様子を見る事が多いです。
抗ヒスタミン薬で症状を緩和しつつ、自然と症状が落ち着くのを待つという方法になります。
 しかし抗ヒスタミン薬は症状を緩和する働きはあっても、根本的に治す事は難しいです。
そのため抗ヒスタミン薬を使っていても、強い刺激を受ければ再発してしまう可能性があります。
 ただ温熱蕁麻疹は自然治癒する事も多い症状なので、焦らずに薬で症状の緩和を続ける事が大切です。
また普段の生活でも、必要以上に体を温める事のないように注意する事も大切なポイントになります。

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