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内臓疾患が原因で発生する蕁麻疹について

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 蕁麻疹患者の約70%は、症状が発生する原因を特定することができていません。
大人の場合、夕方から夜間にかけて症状が現れ、翌朝になると膨疹が消えているという状態を繰り返すケースが多いです。
そのような場合は、内臓疾患が原因になっている可能性を疑ってみるとよいかもしれません。
 内臓疾患と一口に言っても、様々な種類の疾患が症状の誘因になっています。
比較的よく知られているのは、肝機能障害が引き金になって皮膚に膨疹が発生しているケースです。
もう少し詳しく言うと、B型ウイルス性肝炎もしくはC型ウイルス性肝炎に罹患している可能性が考えられます。
肝機能検査や肝炎ウイルスの検査はどこの病院でも受けることができますので、頻繁に蕁麻疹ができる人は、一度病院で検査してもらうようにした方がよいです。
 万が一ウイルス性肝炎と診断されるようなことがあっては怖いという理由で、検査を受けずにいる人がたまにいます。
でも、早期に治療を開始すれば症状の悪化を防ぐことが可能になります。
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 ウイルス性肝炎以外にも、胃炎や甲状腺疾患が原因で蕁麻疹ができやすくなることがあります。
また、膠原病や血管炎などの一症状としてこの症状が発生することもあります。
さらに、風邪や虫歯、副鼻腔炎が引き金になって蕁麻疹ができるケースもありますので、原因を特定することはとても困難なことになっています。
 虫歯のせいでお腹に膨疹ができるなど、素人には想像しにくいことです。
たとえば口の周りにブツブツができるというのであればまだわかりやすいですが、歯とは一見何の関係もない部位に症状が発生するのですから、その2つを結びつけて考えることなど、普通の人にはまずできません。
なぜそのようなことになるのかというと、虫歯の周辺に住みついていた細菌や死んだ組織が血液に乗って、体の各所に運ばれていってしまうためです。
風邪や虫歯などが原因で発生する蕁麻疹は、放置しておいても悪化することは少ないので、あまり神経質になる必要はありません。
ただし、症状が長引いている場合は、医療機関で診てもらうようにした方がよいです。

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