コリン性蕁麻疹の治し方について
蕁麻疹には、アレルー性蕁麻疹・非アレルギー性蕁麻疹・心因性蕁麻疹・コリン性蕁麻疹などが存在しており、その種類によって原因が異なります。
そのうちの「コリン性蕁麻疹」は、汗のかき始めなどに、症状が出る蕁麻疹となります。
その原因については、交感神経の末端の汗腺から分泌される「アセチルコリン」という物質です。
コリン性蕁麻疹は、少しでも汗がにじみ出るたびに、発疹やかゆみがあらわれます。
発疹やかゆみは全身にあらわれるのですが、特に腕に出やすく、身体の中で手には出ないというのが特徴となります。
発疹やかゆみ以外にも、腹痛や下痢、低血圧などを伴う場合もあります。
症状は、たいていの場合、数分から30分ほど経過すると消えます。
この蕁麻疹は、10代から30代に多くみられる症状であり、汗以外にも、緊張やストレスなどといった交感神経を緊張させるような環境が原因で、症状が出ることもあります。
1mm〜3mmくらいの小さい発疹が出る蕁麻疹です。
ここでは、コリン性蕁麻疹の治し方について、ご紹介します。
詳細な発症機序は明らかになっておらず、決定的な治し方というものは存在していないのですが、この蕁麻疹は、必ず治るといわれており、遅くとも30代を過ぎると完治する傾向が強くなります。
病院を受診すると、抗ヒスタミン剤が処方されます。
蕁麻疹は、その人によって体質などの違いもありますので、まずは病院で相談されることがポイントとなります。
普段の生活の中でできる対処法としては、汗をかいたらすぐに拭くようにすることや、精神的なストレスを受けないようにする、辛いものなどの刺激物は極力食べないようにする、ゆるめのお風呂に入るなどとなります。
コリン性蕁麻疹の原因は「アセチルコリン」なのですが、アセチルコリンは、神経伝達という大切な役目を担っている物質ですので、取り除くということはできません。
ゆえに、病院で医師と相談しながら、治していくという方法となります。
そして、少しでも症状が出ないように、対処法を実践していくことが治し方となります。
