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慢性蕁麻疹の治療法について

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 医療機関を受診する蕁麻疹の中で、もっとも多いものが突発性蕁麻疹となります。
蕁麻疹と診断されるもののうちの、約73%を占めています。
そして、突発性蕁麻疹は、発症して1か月以内のものを「急性蕁麻疹」、発症して1か月以上続くものを「慢性蕁麻疹」といいます。
適切な治療をほどこすことによって、突発性蕁麻疹の多くは、急性蕁麻疹のうちに治ります。
 人間の皮膚の表面には角層があり、角層の下には表皮と真皮があります。
真皮には蕁麻疹の原因となるヒスタミンなどを蓄える「マスト細胞」が存在しています。
このマスト細胞が何らかの刺激を受けると、ヒスタミンなどが放出され、皮膚に発疹やかゆみが生じるようになります。
 誘因が明らかでない突発性の蕁麻疹でも、慢性蕁麻疹は、感染・疲労・ストレス・日内変動などが症状を長引かせ、悪化させることが知られています。
慢性の場合でも、発症から1年〜2年以内が症状のピークであり、治療によって症状は軽くなり、いずれ治るケースが多いとされています。
蕁麻疹があらわれると、強いかゆみを伴う場合が多くなります。
そういう時には入浴を避け、患部を冷やすようにしましょう。

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慢性蕁麻疹の治療法については、蕁麻疹のもとになるヒスタミンを抑制する、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服となります。
あわせて、腫れやかゆみが強い場合には、ステロイド外用薬が処方されます。
ステロイド剤の使用によって、かゆみを早期に抑えることができますので、心理的なストレスを軽減させることにもなり、かき毟りを防止することができます。
また、かき毟ってしまった場合には、抗生物質が配合されたステロイド外用薬が処方され、炎症と細菌の繁殖を抑える治療法がほどこされます。
 抗ヒスタミン薬を飲んで症状が消えた場合でも、処方された期間は、きちんと薬を飲むようにしましょう。
慢性蕁麻疹では、2カ月間の服用が目安となります。
症状が良くなっても、自己判断で服用を中止しないようにしましょう。
また、抗ヒスタミン薬の効果には個人差があります。
医師の診断を受けて、ご自分にあった薬を蘇峰してもことが重要です。
抗ヒスタミン薬は、錠剤のほかに、水なしで服用できる口腔内崩壊錠やドライシロップなどの存在しています。

 

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